業務システムを作成するには、色々な作成ツールがあります。
- Office 365 Power Apps
- Kintoe
- Salesforce
- File Maker
- Access など
私は、Access と クラウドデータベース Azure SQL を選択しました。
選択するにあたり、下記の要件を考慮しました。
- インターネットを経由して、遠隔地間でデータを共有できる。
- Excel と連携して インポート、エクスポートを容易に行える。
- システムを内製化するために、ネット上に多くの情報がある。
- ブラウザアプリとデスクトップアプリでデータベースを共有できる。
Azure SQL Database と Access を選択した技術的な根拠について
インターネットを経由して、遠隔地間でデータを共有できる。
Azure SQL Database に、データベースを構築して、ローカルの Access プログラムから ODBCでAzure SQL Database に接続します。
ODBC接続は、セキュリティ上少々脆弱ではありますが、プログラムコードは、ローカルのテーブルのコードを変更する必要がないため、接続をローカルデータベースからAzure SQL Databse に変更するだけで、そのまま事項することができます。
このようにして、クライアント、サーバーモデルで、クラウドシステムを構築します。
この場合の、ODBCの脆弱さの回避方法や、その他の問題点につきましては、別途掲載いたします。
Excel と インポート、エクスポートを容易に行える。
Access は、様々な形式のファイルをインポート、エクスポートできる機能を標準で持っています。そのため、プログラムコードを書かなくても、画面操作でインポート、エクスポートをすることができます。
システムを内製化するために、ネット上に多くの情報がある。
Access は、1992 年に発売されてから 30年以上も利用され続けており、インターネットで検索すると、非常に多くの技術情報があります。
これは、システムを内製化するうえで、大変重要な要素です。
システムを内製化するためには、ユーザーが自由にカスタマイズできる機能が必要です。システム担当者に負担がかからないように、ユーザー側でカスタマイズできるようにしましょう。
そのために、Excel の機能を活用できるシステムを構築します。
ブラウザアプリとデスクトップアプリでデータベースを共有できる。
Access は、デスクトップアプリで使用するケースが多いため、ローカルエリアで閉鎖的に考えられがちですが、データベースを Azure SQL Database にしてクラウド上に置くことにより、ブラウザアプリとデータベースを共有することが可能です。
ブラウザアプリは、ASP.NET や PHP 言語 など、ブラウザアプリ開発者が使用する一般的な言語を使って作成できます。
開発ツールは、Visual Studio を使って、無料で行うことができます。
業務システムを作成するために必要な知識は?
- 業務に関する知識(ユーザーが最も詳しい)
- Excelの初期知識(セルの書式設定など)
- Windowsのファイル操作(ファイルコピー、フォルダ作成など)
業務システムを作成するために、プログラムコードを勉強する必要はありません。
プログラムコードは、外部業者に委託しましょう。
業務システムを内製化するためのツールを提供しています。
下記のページを参照してください。